季刊捕物小説

捕物出版様より「季刊捕物小説」が12月7日に創刊されます。 今年の前半に何度かこちらにも載せた挿絵がここに載るものでした。 今回は「西郷はんの写真」が掲載されます。 詳細はこちらにて。 何卒よろしくお願いいたします。 以前にもちらっと書きましたが…

後の世の君へ

紫式部、清少納言、和泉式部より 1000年前の彼女達の感性は、現代の私たちの心をも揺さぶる くれない玉章に出展する作品です。 何とかギリギリで間に合いました。 テーマが「秋」「手紙」だったので、古典への思いを描いてみました。 上手く言えないのですが…

展示のお知らせ

友人の草壁文庫さん主催の展示「くれない玉章」に参加いたします。 期間は11月2日~18日、場所は「ならまち村」さんです。 詳細はこちらをご覧ください。 去年行った展示「鹿鳴草の箱」と同じ主催、会場です。 メンバーは半分くらい入れ替わったようです。 …

花を持てる女

Dreams展に出展する最後の一枚が完成しました...本当にギリギリだった... 堀辰雄の小説をもとに描いたもので、彼の母親の写真をイメージしました。 古写真風ということで鉛筆画です。 明治時代の芸者に見えますでしょうか? 今日は額を買いに行ってキャプシ…

Dreams展

9月24~29日に、銀座のギャラリーアートポイント さんのグループ展に参加します。 土地柄的にも勝手がわからずすごく緊張していますが、私は「牛車の中」「二口女」「開化の良人」(展示ではタイトルを変えます)「おかみさん」と現在制作中の鉛筆画を出す予…

おかみさん

落語「紙入れ」のおかみさんを描きました。 いつだったかの新人落語大賞のような番組で若い噺家さんが演じていたのを聞いて触発されました。 いざ描くにあたって改めてこの噺を聴いてみようと思ったら、ちょうど「日本の話芸」が桂歌丸さんの追悼放送で「紙…

開化の良人

芥川龍之介の小説をもとに描きました。 明治初期の両国橋のイメージです。 背景は小林清親を参考にしました。 橋なんですが、実は結構精密に線画を描いて、その後原画をよく見たらその努力がお分かり頂けるであろうくらいに塗りつぶしました。 また後ほどお…

純麗大和幻綺譚 第弐章

6月12~17日に京都のギャラリーソラトAさんで行われる展示会「純麗大和幻綺譚 第弐章」に参加いたします。 制作時間がなかったので、こちらにも載せた「二口女」と「お初徳兵衛」を出品しました。 また、文フリのグッズもそっくり置かせて頂けるので、絵本と…

西郷はんの写真

有明夏夫の小説「耳なし源蔵召捕記事 西郷はんの写真」の挿絵を描かせて頂きました。 「呪の影」『愚鈍誠忠記』と同じクライアント様からご依頼頂きました。 この作品は連載ものなので、今後とも源蔵とは長い付き合いになりそうです。 この話を最初に読んだ…

愚鈍誠忠記

『呪の影』と同じクライアント様からご依頼を頂き、今度は山本周五郎の小説『愚鈍誠忠記』の挿絵を描かせて頂きました。 まさか山本周五郎の挿絵を描けるなんて、お話を頂いたときはとても感動しました。 挿絵らしい絵となるように、ほぼ線画だけで表現する…

第二十六回文学フリマ東京&BOOTH Festival

5月6日に行われる第二十六回文学フリマ東京に参加いたします。 サークル名は「ましろ文庫」、ブース位置はC-05です。 詳細は上記サイトをご覧下さい。 今回私が関わったものは新作はなく、絵本「しろたびとてぶくろ」シリーズ2冊とポストカード4種類、しおり…

呪の影

スキロッツ経由でご依頼を頂き、七代目一龍斎貞山の講談「吉原怪談 呪の影」の挿絵を描かせて頂きました。 詳細は後日お知らせいたしますが、とても渋い雑誌に載ります。 そこでしゃぽ。という名前は浮いてしまうとの事で、ネーミングセンスのない私はましろ…

二口女

「見たな」 節分お化けに...と思い描いたのですが、下絵すら間に合いませんでした。 以前描いた「牛車の中」の製作中に読んだ『煩悩夢幻』から発想を得ました。 小説内では和泉式部が沐浴中に誰かに覗かれた気がする...という描写で、この構図自体はすぐ思い…

「しろたびとてぶくろ」初版版

おかげさまで完売いたしました絵本「しろたびとてぶくろ」、この度再販いたしましたのでお知らせいたします。 http://mashiro-shapo.booth.pm 再販に際し、文章や画像のレイアウトを若干変更し、ふりがなも振りました。 全て文章担当の草壁文庫さんが頑張っ…

BOOTH追加しました

第二回文学フリマ京都無事終了いたしました{%メイドに変身!hdeco%} 私の挿絵が遅れてしまい前日にやっと製本が届いたりと本当に綱渡り状態でしたが、初対面のお客様にたくさんお会い出来てとても嬉しかったです{%感謝(チカチカ)hdeco%} BOOTHにて新作の絵本…

第二回文学フリマ京都に参加します

大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます... ギリギリまで挿絵を描いていてなかなか宣伝出来なかったのですが、何とか入稿いたしましたので心置きなく宣伝させて頂きます。 1月21日に行われる文学フリマ京都に参加いたします。 サークル名は「…

作ってみた・zine展

12月1日~17日の金土日、大阪のギャラリー太陽とハリネズミさんで絵本を販売します。 私は「しろたびとてぶくろ」とポストカードとしおりを売ります。 文フリ大阪と同じです。 挿絵の原画も2枚飾る予定ですので、何卒よろしくお願いいたします。

牛車の中

和泉式部日記の一場面をもとに描きました。 ビギナーズクラッシクのを読んだんですが、解説の先生が妙齢の方なのか謎のカタカナが出て来て面白かったです。 この場面は「アバンチュール」と仰ってました。 構図はすぐに浮かんだのですが、こういう少女漫画的…

塗絵用線画

スキロッツ経由で金氏高麗人参様よりご依頼を頂きました。 塗り絵用の線画です。 上から楊貴妃、徳川家康、始皇帝となっております。 他の人が塗るための絵を描くというのも緊張しますね~ この機会に楊貴妃の服装に興味を持ったので、いつか自分の絵として…

お初徳兵衛

鹿鳴草の箱展に出展しようとしていた絵がやっと完成しました... やっぱり無理だったか。 落語をもとにした作品です。 オチの場面でして、我ながら野暮な事したなと思いましたが、人情噺だしまあいいかと開き直り。 マスキングテープで雨を白抜きしてみました…

BOOTH開設しました

鹿鳴草の箱展、文学フリマ大阪、双方とも無事終了いたしました。 初めてにしてはなかなか上々の結果だったのではないかと思います。 グループ展を主催され、搬出の翌日に文学フリマに突撃するというハードなスケジュールだった相方の草壁文庫さん...本当にお…

鹿鳴草の箱

「しろたびとてぶくろ」を一緒に作った草壁文庫さんが主催するグループ展に参加します。 何と、奈良県大芸術祭に加わっています! 詳しくはこちらをご覧下さい。 そしてこっそり報告... 私は以前掲載した「河上娘」ともう一枚出すのですが... まだそのもう一…

しろたびとてぶくろ

9月18日の第五回文学フリマ大阪で絵本を販売いたします。 友人の草壁文庫さんが文章を作り、私が挿絵を添えました。 サークル名は「ましろ文庫」、ブース配置は「B-27」です。 まさか自分の絵本が出来るなんて思っても見なかったし、絶対に自分では思いつか…

河上娘

『遥かなる大和』で一番印象に残った人物でした。 蘇我馬子の娘。 愛する人を二人も父に殺された悲劇の女性。 ...史実ではここまでしか記録が残っていませんが、小説ではこの後更に二人殺される鬼のような展開になります。 その後の人生は何も描かれていない…

邪宗門

去年の暮れから取りかかっていて、年末頃から忙しくなって放置していた作品がやっと完成しました。 芥川龍之介の小説の一場面を、浮世絵の構図を真似てA4三枚続きで描きました。 数ヶ月間が空くといろいろと忘れてしまっていますね。 塗り方だとか、これは何…

グループ展用ミニ原画

私初のグループ展「純麗大和幻綺譚」、いよいよ始まりました。 で、始まって早々ミニ原画が一枚間に合わなかったという... それが今日やっと完成しました。 ギャラリーさんが優しい方で、追加出来るとの事だったので、近々持って行きます。 既に販売している…

純麗大和幻綺譚

お久しぶりです。 この度、近藤宗臣様にお誘い頂き、グループ展に参加いたします。 自分の作品を展示する事自体初めてで、今から緊張しながら準備してます。 私は展示作品に「迦陵頻伽」と「波の底にも都の候」を出品します。 また、ポストカードサイズのミ…

迦陵頻伽

あけましておめでとうございます。 ようやく年賀絵が完成しました... 実は12月にスキロッツでご依頼を頂き、しばらくそれに掛かり切りで、最初から年賀絵は間に合わないと思っていたのですが、まさかここまで時間がかかるとは... 今年は酉年なので、迦陵頻伽…

へうげの茶

本日発売の小説すばる12月号にて、仁志耕一郎先生の「へうげの茶」の挿絵を描かせて頂きました。 雑誌に挿絵を描かせて頂くのは初めてだったので、とても嬉しいです。 A5よりちょっと大きいくらいのサイズだったのですが、力が入りすぎたのか2週間くらいかけ…

波の底にも都の候

お久しぶりです。 残暑見舞いにするつもりが、ここまで時間かかりました。 小説日本通史の中で、壇ノ浦での入水の場面で、十二単が重くて女房たちは飛び込んでもなかなか沈まなかったという感じの描写があり、そこから思い浮かんだ絵を描いてみました。 この…