色鉛筆

夕顔

ランキング参加中イラスト 「窯変源氏物語」の夕顔のイメージです。 窯変源氏物語(1) 桐壷・帚木・空蝉・夕顔 (中公文庫) [ 橋本治 ]価格: 1257 円楽天で詳細を見る 「山の端の心も知らでゆく月はうはの空にて影や絶えなむ」の歌が印象に残りました。 夕…

軒端荻

ランキング参加中イラスト 久しぶりの新作...ミニ原画です。 グループ展「純麗大和幻綺譚 第拾参章」に間に合わなかったものです データ入力の副業もあるので、とにかく絵を描く時間を作ることを目標にしました。 やはり平日はなかなか難しく、土日に集中し…

稲城炎上

大変時間がかかりましたがやっと完成しました 前回の記事の「純麗大和幻綺譚 第拾弐章」に間に合わなかった新作です 日本神話より狭穂姫命と誉津別命を描きました。 どういう状況かというのはWikipediaを読んでもらった方が分かりやすいと思います。 実は今…

空蝉

お久しぶりです。 今年はなかなか制作が捗らず、夏に向けて描いていた絵がやっと完成しました。 実は怠けていただけではなく、嬉しいお知らせもあるのでこの後続けて書く記事も是非読んで下さい。 この絵は源氏物語の空蝉です。 私は源氏物語の現代語訳を色…

三枚起請

約半年ぶりの新作となってしまいました。 今更正月風な花魁です。 何故そんなに時間がかかったのか自分でもよく分からないんですが、色々と試行錯誤した気はします。 ちゃんとした背景や慣れないモチーフに挑戦したからでしょうか... 「三枚起請」という落語…

露払い

奈良でのグループ展「えんぎもの」展に出品した作品です。 能楽「翁」より露払い役の千歳を描きました。 せっかく最後のグループ展だというのにコロナのせいで在廊にも行けないし、田舎者で警戒しすぎてるのかもしれませんがとにかくコロナ禍になってから近…

日本のアマルフィ

スキロッツさんでご依頼を頂き描きました。 和歌山市雑賀崎です。 写真をもとに描きましたが、スケッチ風にしてみました。

長崎港図

現在発売中のムック「にっぽん&世界のクルーズポート・ガイド」に挿絵を一枚描かせて頂きました。 川原慶賀の「長崎港図」を下敷きに、江戸時代の出島の様子を描きました。 誌面とは違った雰囲気となっています。 是非お手に取ってご覧下さい。

君待つと

「君待つとわが恋ひをればわが屋戸の簾動かし秋の風吹く」 万葉集巻4 488 額田王 奈良で展示する作品です。 私史上一番の修羅場状態で完成させた作品となりました。 正直時間が足りなくて、妥協した作品になってしまいました... この他に小作品として「入内…

またお久しぶりとなりました。 何だか先月も全然やる気が起きず、尻に火がついてきてようやく本腰を入れ始めた感じです。 後ほどお知らせいたしますが、今年の秋も展示に参加させて頂きます。 今回の絵は特に設定はありません。 スキロッツさんで応募した案…

入内

お久しぶりです。 ミニ原画ですが酷く時間がかかりました。 何だかスランプ気味のようで、なかなか調子が上がりません。 この絵は永井路子先生の『この世をば』の禎子内親王がモデルです。 とても気高くてかっこいい人でした。 検索してみたら禎子内親王の裳…

我が世とぞ思ふ望月の

「純麗大和幻綺譚 第陸章」に出展するもう一つの作品です。 間に合いました〜 これまでも度々モチーフにさせて頂いた永井路子先生の「この世をば」より藤原道長です。 小説を読んで感じたことを描こうとしたら、テーマは「権力者のふとした瞬間の虚しさ」に…

SNSアイコン

スキロッツさん経由でご依頼を頂き描きました。 クライアント様が「羊風花魁」を気に入って下さったようで、そのリメイクのつもりで描きました。 さすがに5年前よりは上達していて欲しいですが...💦 花魁の着物はめだかが泳いでいます。

二人蘭陵王

あけましておめでとうございます(遅) 旧正月には何とか間に合いました... この絵も前回のミニ原画2枚と同様に『この世をば』から発想を得て描きました。 元ネタは古典の『大鏡』で、藤原道長の兄の息子である藤原福足という子供が、道長の父で当時の最高権…

かなし

「奇に花薫る」展に持って行くミニ原画第二弾です。 前回の「恋ふ」と対になる作品として描きました。 間に合ってよかった〜 この作品も永井路子先生の「この世をば」をもとに描きました。 藤原道長の第一夫人倫子がモデルです。 道長に源明子という第二夫人…

恋ふ

9日に「奇に花薫る」展に伺うのですが、その時に持って行くミニ原画です。 永井路子先生の小説「この世をば」の源明子がモデルです。 皇族の家系なので浮世離れしていますが、父親の失脚により孤独な人生を送っている中で藤原道長の第二夫人となりました。 …

影さへ見えて

「奇に花薫る〜追想万葉集〜」の展示作品です。 やっと完成しました... 私が選んだ歌は「わが妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えて世に忘られず」若倭部身麻呂 です。 防人の歌です。 防人として徴兵されると、任期が延びたり旅費などは自腹という問題も…

玉手御前

歌舞伎・文楽の「摂州合邦辻」より。 演目についてはこちらをご覧下さい。 以前テレビで文楽の「摂州合邦辻」を見て、すごく心に残ったので描きました。 物語後半の展開が衝撃的でした... こんなに激しい流血表現は初めてかもしれません 玉手御前は本当は綺…

去年Dreams展で初めて展示させて頂いたギャラリーアートポイント様のコンテスト「ART POINT Award 2019」に参加いたします。 来場者様に作品を投票して頂き、抽選で投票した作品を一つプレゼントするという企画だそうです。 私はこの時期ですが、堂々と春の…

藤原冬嗣

「純麗大和幻綺譚 第肆章」無事終了いたしました。 前回このグループ展を宣伝した時に、「ミニ原画を2枚描く」と豪語していたのですが... 案の定間に合わず、1枚すら完成が危ぶまれるほどのドタバタぶりで、前日までホテルで描いて在廊日に持参したという酷…

亭主と間男抜き身と抜き身なり

以前桂歌丸さんの「紙入れ」をテレビで見たときに、このタイトル通りの川柳を語りながら「間男の抜き身」と称して扇子をブラブラさせた仕草が印象的で描いてみました。 馬鹿馬鹿しいテーマながら一生懸命描きました。 「お前の弱みを握っているぞ」という感…

漂泊

ようやく完成しました~ 今年一作目の作品になります。 前回の大晦日までかかった制作のせいで燃え尽きちゃったんでしょうか...1月は全然進まず、何かダラダラしてたら3月になってしまいました。 そのせいか作品に正月感が漂ってますね。 作品については今様…

しろたびとてぶくろ~てぶくろのさとがえり~

草壁文庫さんと作った絵本「しろたびとてぶくろ」の続編です。 現在も京都の三条富小路書店で販売させて頂いておりますが、印刷した物の方が綺麗に写っているので大丈夫だろうと思い、全ページを無料で掲載することにしました。 興味を持たれましたら、是非…

後の世の君へ

紫式部、清少納言、和泉式部より 1000年前の彼女達の感性は、現代の私たちの心をも揺さぶる くれない玉章に出展する作品です。 何とかギリギリで間に合いました。 テーマが「秋」「手紙」だったので、古典への思いを描いてみました。 上手く言えないのですが…

おかみさん

落語「紙入れ」のおかみさんを描きました。 いつだったかの新人落語大賞のような番組で若い噺家さんが演じていたのを聞いて触発されました。 いざ描くにあたって改めてこの噺を聴いてみようと思ったら、ちょうど「日本の話芸」が桂歌丸さんの追悼放送で「紙…

開化の良人

芥川龍之介の小説をもとに描きました。 明治初期の両国橋のイメージです。 背景は小林清親を参考にしました。 橋なんですが、実は結構精密に線画を描いて、その後原画をよく見たらその努力がお分かり頂けるであろうくらいに塗りつぶしました。 また後ほどお…

二口女

「見たな」 節分お化けに...と思い描いたのですが、下絵すら間に合いませんでした。 以前描いた「牛車の中」の製作中に読んだ『煩悩夢幻』から発想を得ました。 小説内では和泉式部が沐浴中に誰かに覗かれた気がする...という描写で、この構図自体はすぐ思い…

「しろたびとてぶくろ」初版版

おかげさまで完売いたしました絵本「しろたびとてぶくろ」、この度再販いたしましたのでお知らせいたします。 http://mashiro-shapo.booth.pm 再販に際し、文章や画像のレイアウトを若干変更し、ふりがなも振りました。 全て文章担当の草壁文庫さんが頑張っ…

牛車の中

和泉式部日記の一場面をもとに描きました。 ビギナーズクラッシクのを読んだんですが、解説の先生が妙齢の方なのか謎のカタカナが出て来て面白かったです。 この場面は「アバンチュール」と仰ってました。 構図はすぐに浮かんだのですが、こういう少女漫画的…

お初徳兵衛

鹿鳴草の箱展に出展しようとしていた絵がやっと完成しました... やっぱり無理だったか。 落語をもとにした作品です。 オチの場面でして、我ながら野暮な事したなと思いましたが、人情噺だしまあいいかと開き直り。 マスキングテープで雨を白抜きしてみました…