波の底にも都の候

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お久しぶりです。

残暑見舞いにするつもりが、ここまで時間かかりました。

 小説日本通史の中で、壇ノ浦での入水の場面で、十二単が重くて女房たちは飛び込んでもなかなか沈まなかったという感じの描写があり、そこから思い浮かんだ絵を描いてみました。

この女性は特定の人物ではないです。

草薙の剣を抱えて、まとわりつく十二単を必死に振り払いながら沈んで行く...というイメージです。

落ちて行く感じや単の動きなど、躍動感を意識しました。

単衣の模様は、こちらから模写しました。

非常に分かりにくいですが、「先帝御入水」「敦盛最期」「那須与一」「坂落とし」「木曾の最期」「巴御前」「能登殿最期」を描きました。