色鉛筆
9月18日の第五回文学フリマ大阪で絵本を販売いたします。 友人の草壁文庫さんが文章を作り、私が挿絵を添えました。 サークル名は「ましろ文庫」、ブース配置は「B-27」です。 まさか自分の絵本が出来るなんて思っても見なかったし、絶対に自分では思いつか…
『遥かなる大和』で一番印象に残った人物でした。 蘇我馬子の娘。 愛する人を二人も父に殺された悲劇の女性。 ...史実ではここまでしか記録が残っていませんが、小説ではこの後更に二人殺される鬼のような展開になります。 その後の人生は何も描かれていない…
去年の暮れから取りかかっていて、年末頃から忙しくなって放置していた作品がやっと完成しました。 芥川龍之介の小説の一場面を、浮世絵の構図を真似てA4三枚続きで描きました。 数ヶ月間が空くといろいろと忘れてしまっていますね。 塗り方だとか、これは何…
私初のグループ展「純麗大和幻綺譚」、いよいよ始まりました。 で、始まって早々ミニ原画が一枚間に合わなかったという... それが今日やっと完成しました。 ギャラリーさんが優しい方で、追加出来るとの事だったので、近々持って行きます。 既に販売している…
あけましておめでとうございます。 ようやく年賀絵が完成しました... 実は12月にスキロッツでご依頼を頂き、しばらくそれに掛かり切りで、最初から年賀絵は間に合わないと思っていたのですが、まさかここまで時間がかかるとは... 今年は酉年なので、迦陵頻伽…
お久しぶりです。 残暑見舞いにするつもりが、ここまで時間かかりました。 小説日本通史の中で、壇ノ浦での入水の場面で、十二単が重くて女房たちは飛び込んでもなかなか沈まなかったという感じの描写があり、そこから思い浮かんだ絵を描いてみました。 この…
萩原朔太郎の詩をもとに描きました。 まだ読み終わっていませんが、彼の詩はなかなか病んでるというか...ちょっと変態的な雰囲気を醸し出していて、あまり好きではないかもしれません。 その中でもこの「白い共同椅子」だけは、読んだ時にこの絵の情景がすっ…
今更ながら花見ネタです。 中村勘三郎が秀吉を演じた『豊臣秀吉 天下を獲る!』に出てくる淀君(鶴田真由)がモデルです。 容姿は似せていません。 「俺の城をあげるよ」という秀吉に対して、地球儀を回しながら「猿、お前の天下は小さい」と言い放って朝鮮出…
芥川龍之介の小説をもとに描きました。 大学時代のモラトリアムな雰囲気を感じて頂けたらと思います。 丁度この作品に出てくる四人が一緒に写っている写真を見つけたので、それを参考にしました。 皮肉屋芥川、真面目な成瀬正一、陽気な久米正雄、不思議さん…
羽織の表は地味でも、裏地のデザインに力を入れている「裏勝り」というのを何年か前に知って、その時からずっと描いてみたかった構図です。 結局安直なモチーフになってしまいました。 必殺仕事人なんかを見てると、こういうお嬢様が一番残忍な気がします。 …
あけましておめでとうございます 今年の年賀絵は、猿と言えば豊臣秀吉、という安直な発想です。 『軍師官兵衛』の秀吉を参考にしました。 竹中直人を非常に意識してます。 ...当時はつまらないとか言って申し訳ありませんでした。 正月らしく、三河万歳っぽ…
堀辰雄の小説をもとに描きました。 蜻蛉日記を題材にしたものです。 下衆な言い方をすると、人妻と青年の危険な関係...といった話です。 ずっと仄めかすような描写で、読みながら「これはやっぱりそういうことなんじゃないか」とどきどきしていました。 気持…
公募で落選したものです。 意外とリアルに描けたので、自分では気に入っています。
堀辰雄の小説をもとに描きました。 魚眼初挑戦です。 タイミングが丁度良かったので、少々ハロウィンを意識しました。
『蜻蛉日記』を読むと、座っているのも辛そうな感じだったので、横になってもらいました。 相変わらずスキャンが下手です。 口紅や袴はもう少し紫がかった感じです。 本当は小袿全体に松皮菱を描いたんですが、あまりに出来が悪かったので上から塗りつぶしま…
ご本人には失礼ですが、何故かカエル顔のイメージです。 今年になってからpixivに登録していまして、そこのP1グランプリにこの作品を応募してみました。 場違い感をひしひしと感じますが...
堀辰雄の小説をもとに描きました。 毎回応募している青空文庫表紙絵コンテストが今日締め切りなので、半ばやけっぱちで描きました。 ポストカードサイズなので一日で完成するかと思ったんですが、麦藁帽子の編み目に苦戦しました。 ヒロインの女の子(13歳)の…
堀辰雄の小説をもとに描きました。 物語の雰囲気に合わせて、前衛的な感じに挑戦しました。 自分の固定観念をぶち壊そうと相当背伸びしましたが、割と気に入っています。
芥川龍之介の小説をもとに描きました。 ポストカードサイズです。 古写真風にしてみました。 本当はもっとせせこましい爺さんにしたかったのですが、妙に落ち着いた感じになってしまいました。 そして落款が盛大にズレました...
堀辰雄の小説をもとに描きました。 『菜穂子』の序章に当たるものです。 一見穏やかな別荘ですが、どことなく不安な感じがする雰囲気を目指しました。 最初は日が射しているような感じにしようとしましたが、季節につられて梅雨空になってしまいました。 正…
公募に落選したものです。 役者絵を忍者にアレンジというものでした。 助六と暫です。
堀辰雄の小説をもとに描きました。 映画の方は見てないので分かりません。 木陰感が感じられませんし、遠景が書き割りのような違和感... 色合いだけは、今の季節にちょうどいい感じかな~...と、無理矢理自画自賛します。 徹夜した苦労を無駄にしたくない...
堀辰雄の小説をもとに描きました。 前々作の「聖家族」に描いた青年と同一人物です。 小説の一場面をもとに描いたのですが、これ鏡越しに見えませんよねー... でもこの鏡の汚れの表現でケント紙を2枚も無駄にしたので(今回はハガキサイズでしたが)、この辺…
堀辰雄の小説をもとに描きました。 「聖家族」は、堀辰雄が師である芥川龍之介の死から一週間で書き上げたそうで、すごく衝撃を受けている事が伝わってきます。 最後の方で、堀辰雄自身をモデルにした主人公が旅先で死の悲しみを乗り越える描写があって、そ…
青空文庫表紙絵コンテスト応募作です。 堀辰雄の『菜穂子』をもとに描きました。 以前何度も好きな場面を描いていましたが、表紙となるとやっぱり菜穂子のあの独特の表情だろうと思いアップで描いてみました。 小説内に特に描写はないのですが、なぜか私の中…
あけましておめでとうございます 今年の年賀絵は、分かりづらいですが羊風花魁でございます。 時代考証を追いかけるのに必死で、あんまりアレンジできませんでした。 そして落款デビューの作品でもあります。 今年からバンバン落款を押して作品を発表しよう…
青空文庫表紙絵コンテスト最後の応募作です。 芥川龍之介の『西郷隆盛』をもとに描きました。 有名な西郷さんの写真を見ながら描いて、下書きの段階では結構似てたような気がしていたんですが、色を塗ったら渡哲也風味になりました。
残暑見舞いにしようと思い描き始めたものが、やっと完成しました。 もう外を歩くとキンモクセイの香りが漂っていますが、めげずに入道雲を描いていました。 この絵は、梶井基次郎の『城のある町にて』をもとに描きました。 小説内に出てくる城跡からの眺めを…
乙巳の変シリーズラスト。 最後は、変の計画者・中臣鎌足です。 文章は日本書紀より、鎌足の人となりと、乙巳の変を起こす動機の部分です。 蘇我入鹿殺害時、鎌足は舞台裏で弓矢を構えて様子を窺っていたそうなので、その場面を描きました。 これで乙巳の変…
乙巳の変シリーズその2。 蘇我入鹿に斬り掛かる瞬間の中大兄皇子を描いてみました。 文章も、日本書紀のその部分を引用しました。 確かこのとき皇子は18歳くらいだったと思うので、若々しい感じを意識しました。 人物だけだし、簡単に3枚描けるんじゃないか…