影さへ見えて

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「奇に花薫る〜追想万葉集〜」の展示作品です。

やっと完成しました...😵

私が選んだ歌は「わが妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えて世に忘られず」若倭部身麻呂 です。

防人の歌です。

防人として徴兵されると、任期が延びたり旅費などは自腹という問題もあり、一生村には帰って来れない覚悟で行くそうです。

一日の仕事が終わり、寮(?)に帰ってまず水を一杯飲もうと甕を覗いたら、水面に妻の姿を思い浮かべてしまった...と解釈してみました。

波紋をもっと自然に描きたいですね。

参加される他の方々はお姫様とか煌びやかな世界を描きそうなイメージなので、私だけ酷く浮きそうな気がします。

怖がられたらどうしよう...といつになく心配してます💦

それでも精一杯頑張った作品なので、よろしければ是非ご高覧下さい。