橋姫

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源氏塗絵19枚目。

「宇治山の阿闍梨から八の宮の噂を聞き、宮の高徳に魅せられた薫は、以後しばしば宇治の八の宮を訪ねるようになる。ある秋の末、八の宮が四季の念仏のために山寺に籠っている間、薫は久しぶりに宇治を訪れた。馬で木幡山を越えて行く薫に、木の葉の露がはらはらと散りかかる。」

御簾がないというだけで、のびのびと塗れた気がします。

月は、きっと銀箔が貼ってあったんだろうと思い、それっぽい色にしてみました。