源氏塗絵15枚目。
「玉鬘を得た髭黒の大将は、北の方の嘆きもよそに新しい妻を熱愛した。今夜も玉鬘のもとを訪れようと外出の用意をしていると、北の方も夫の外出の衣装に香を焚きしめたりしていたが、急に錯乱していきなり夫に火取りの灰をうちかけた。髭黒は思わず扇で顔を覆ったが間に合わない。」
髭黒が家系図的にどういう立ち位置なのかとか、肝心な所ははさっぱり覚えてないのですが...
奥さんが壊れて「クケケケ」って感じで嗤うんですよ、確か。
何か私が『源氏物語』で好きなシーンって、狂気が垣間見えるような怖い所ばかりな気がします...
男女の機微には馬耳東風なのに。
とうとう2冊目も折り返しにさしかかりました。
最近怒濤の勢いで塗り進めていますが、このまま1冊完走出来るかな。
少しずつ新しい絵の構想も思い浮かんではいるのですが、いかにも「夏」って感じのものばかりで、もう少ししてから描き始めようかな~と思ってます。
暑中見舞い辺りにでも...(遠)