清少納言

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十二単の構造がさっぱり分からん;;

今回からケント紙に描いています。

今までの画用紙より、ムラが出来にくくて塗りやすかったです^^

田辺聖子の『むかし、あけぼの』より清少納言を描きました。

最近読んで、これが初田辺聖子だったのですが、とても面白かったです!

枕草子』をもとに当時の社会情勢が生き生きと描かれていて、『枕草子』が10倍は楽しめるようになれると思います。

雲上人の世界が身近に感じられます。

一番好きな登場人物は清少納言のお父さんです。

あまりに早い退場に序盤で泣いてしまいましたよ。

本読んで泣くって久々でした。

ただどうもその後の話は、清少納言の鼻っ柱の強さについていけなくて、彼女に腹を立てつつ読んでいました。

嫌いなものに対する容赦ない罵りがどうも、ね...

のろま、陰険、とんまなど彼女の嫌いなものが私に当てはまりまくりなもので、自分が言われている気になっていました^^;;

本来私は感情移入出来ない小説は好きではないんですが、それでもこれは面白く読めました。

田辺氏の筆力、恐るべし...

今、田辺氏の『新源氏物語』を読んでいます。

谷崎潤一郎の訳に一通り目を通したものの、いまいち良さが分からなかったので、田辺解釈で再挑戦するつもりです。

現在、若紫まで読みましたが、一向に気持ちが乗ってきません;;

やっぱり『源氏物語』は私には合わないのかな...

恋愛ものはさっぱり受け付けないからなぁ...