永代橋より富士を望む

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『大江戸釣客伝』を読み終えて浮んだ風景です。

悽愴な人生を送った人物が何人も登場しますが、江戸人の気質というか、辛い場面でもどこかさっぱりしていて、やはり作品イメージは青空、海、富士じゃないかと思いまして...

小説自体は新潟から京都へ戻る電車の中で読み終えていて、そこから下書きに着手するまですごく手間取りました。

私は江戸の町について何も知らないんだな~と、今更ながら思い知らされました。

本屋でたまたま見つけた『よみがえる江戸』に大いに助けられ、江戸の地名と街の雰囲気をざっと掴めました。

でも、散々悩んだ挙句、「絵だからいいじゃないか」と開き直ることにして、実際に永代橋から富士山がこんな風に見えるのか分かりません。

そしてこの絵の真ん中にある謎の小島ですが、佃島のつもりです...

調べてもよく分からなかったので、森のようにしてしまいました。

他にも、初めて描くものがたくさんあり、途中何度も挫折しかけましたが、描きあげて見ると感慨深い作品となりました。

間に合うか分かりませんが、次は私らしいハロウィンの絵を描きます。