空蝉

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ミュシャに懲りずにまたも大人の塗絵を集めてしまいました。

今度は「源氏物語画帖」です。

九曜文庫所蔵のもので、土佐光信・筆らしいです。

20枚あります^^;;

線画はご丁寧に傷んだ部分も再現出来るように細かく描かれていますが、敢えて完成当初の色合いをイメージして塗っていこうと思います。

最初の一枚は「空蝉」です。

塗絵の解説によると、

「先夜の空蝉との逢瀬を忘れられない源氏は、方違えを口実に再び紀伊守の邸に出かけた。空蝉の弟の小君の案内で女の部屋をそっと覗き見ると、空蝉は継娘の軒端荻と碁に興じているところであった。源氏は明るい灯火のもとで、初めて空蝉の容姿をはっきりと見ることができた。」

...という場面です。

「空蝉」はかなり序盤の話ですが、小説を読んでいてもこの時点でもう私の脳内で描いた相関図がこんがらがった覚えがあります...

確か若くて派手好みなのが軒端荻、地味だけど所作が美しいのが空蝉、という描写があった気が。

なので赤い衣の方が軒端荻で、それに対座しているのが空蝉、というつもりで塗りました。

ミュシャよりシンプルな分、気を抜いた線なんかはすごく目立ちますね...;;

全体的に稚拙だな~

これからも絵が思い浮かばない時は塗り進めていこうと思います。

どうぞ成長を見越してもう19枚お付き合い下さい^^;;